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一澤帆布

 人気ブランドかばんの「一澤帆布(いちざわはんぷ)工業」(京都市東山区)で前会長の三男・一澤信三郎社長が解任され、信三郎氏は24日、別のブランド名でかばん製造を始める方針を表明した。従業員の大半が既に同氏とともに同社を離れており、「一澤帆布」ブランドの製造販売は当面ストップする見通し。

一澤帆布のかばんが大好きです。余計な飾りがついていなくてどんな服にもあわせられるし、何より毎日荷物をめいっぱいつめて酷使してるのにちっとも型くずれしないところがすばらしい。A4縦サイズのトートと小さめの斜めがけショルダーを持っています。ここ3年くらい、年に一度のペースで京都に行ってるのですが、そのたびに必ずお店を覗いて、悩みに悩んで選んだ大事な2つ。
そんな大好きな一澤帆布が何だか大変なことになっていてかなしい。いままで持ってたかばんは2つとも黒だったので次はさし色になるものがいいなーと思って、赤いポシェットを狙っているのだけれど、去年お店に行ったときに色違いしかおいていないくて諦めた(通販もできるけど、京都のお店で買ってこそ、と何となくこだわってしまう)ので、今年はいつごろ行こうかな?と計画を練っていたところだったのに。
新社長側は類似かばんの製造差し止めを求める訴訟を起こすらしいけれど、今まであそこのかばんを作っていた職人さんは皆解任された前社長が作った新会社に移ってしまっているのだから、新社長側が作るかばんのほうこそ「類似かばん」だよなあ。私が気に入っているのはあのかばんの丈夫さと上品なかわいらしさであってブランド名ではない、ので新会社がつくるという新しいブランドに期待してる。けれどやっぱりあのブランドタグへの思い入れもそれなりにあって、あのタグがついた全くちがうかばんが量産されていくのは嫌だなあとも思う。複雑。